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転職活動/面接対策 おすすめ本

「本当に自分がやりたいことは何か?」「将来、どんな姿でありたいのか?」
こうした問いに対して、明確な答えを持っている人は、実はそれほど多くないのではないでしょうか。

転職活動は、日ごろの業務や普段触れている情報から離れて、自分自身のキャリアとじっくり向き合う絶好の機会だと思っています。

自分を深く知るために有効なのが、他者の価値観を物差しにして自分を当ててみることです。
自分の心を動かす人がいたときに、「その人のどこに魅力を感じたのか?」、「自分とどこが似ていて、どこが違うのか?」といったことを考えていくことで、自分のモチベーションの源泉や大切にしている価値観に気付くことができます。

そうした内省のきっかけとして、おすすめなのが、他者の経験や思考が凝縮された本に触れることです。

私自身も、たくさんの本との出会いを通じて、「自分はどうありたいのか」「本当にやりたいことは何なのか」といったことを見つけてきた実感があります。

本記事では、キャリアや転職を考える上で、特に参考になった書籍を紹介していきます!
今まさにキャリアに悩んでいる方や、将来の方向性を見つめ直したい方に、少しでもヒントとなる一冊が届けば嬉しいです。

目次

転職活動/面接対策 おすすめ書籍

好きなようにしてください

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最近読んだキャリア本の中で、非常に印象的だったのがこちらです!
著者は楠木建さんです、「ストーリーとしての競争戦略」が有名ですよね。読んだことのある方も多いのはないでしょうか。

Newspicksの企画:「楠木教授のキャリア相談」という連載が書籍化されたものです。

  • 東大とスタンフォード、どちらに行くべきですか?
  • 海外転勤、反対する役員を押し切っても行くべきですか?
  • スカイマーク勤務です、同業他社にスカウトされたのですがどうしたらいいですか?」

といったような「Newspicksの意識高い系読者によるアホっぽいお悩み相談」に対して、楠木さんが切れ味鋭くアドバイスしています。コンセプト時点ですでに面白いです。

読み物としても非常に面白いのですが、いろんな人の悩みに自分を投影することで、キャリアに関して深く考えさせられます。近視眼的な目線になりすぎていないか?自分にとっての本当の幸せとはなのか?等、いろんな視点で自己理解が深まります。

数多くの人のお悩み相談が掲載されているため、気になったチャプターをつまみ食いするだけでも非常に気づきがあると思います。

ふと手に取って、気晴らしに読めるようなカジュアルな本です。
キャリアについて悩んでいる方には、同じくキャリアについて悩んでいる人を見て、自分を客観視してみてください!

未来をつくるキャリアの授業

コンコード創業社長の書籍で、「ビジネスエリートのキャリア戦略」という本の改訂版です。

それまで感じていたキャリアの閉塞感が晴れ、自分の可能性が大きく広がっていく感覚を持てたのは、この本のおかげでした。

よくある転職ノウハウ本とは一線を画し、「自分の人生をどのように歩むべきか?」、「人材市場はどう変化しているか?」といった視座の高い目線から展開されているため、非常に納得感があります。

日系企業で若くして年収2000万を超える報酬を得ることは極めて難しい。自己実現と高収入の両方を実現する上で、どのようなルートで達成すべきか?という問いに答えを出しています。

特にハブ・キャリアという新しいコンセプトを打ち出しており、理想のキャリアを叶えるためのステップを提言している点に特徴があります。

東京大学におけるキャリアデザイン講義の教科書として扱われたとのことで、キャリア迷子のビジネスパーソンだけでなく、就職活動中の学生にもぜひ手に取ってほしい一冊です!

人生の経営戦略

山口周さんの本です、コンサルタントで読んだことのない人はいないのではないでしょうか。
「最も苦しく、最も面白いプロジェクトは人生だった」として、人生という一大プロジェクトに経営学的な視点から答えを出しています。

経営学と言われると、とっつきにくく感じますが、知識ゼロでもまったく苦痛なく読める内容でした!

特に印象に残ったのは、「人的資本が社会資本を形成し、社会資本が金融資本を形成する」というパートです。
仕事で成果を出すと、「あの人に仕事を頼みたい」と思ってもらえるようになり、信頼/ネットワークが広がっていく。つまり、取引の前提となるのはスキルではなく、そのスキルを通じて形成された評判やネットワーク。それこそが、金融資本の源泉になるのだという考え方です。

社会資本を充実させることの必要性に気付かされます。このコンセプトに出会えただけでも価値があります。

あとは、成功者は「成功したから多くを生み出したのではなく、多くを生み出したから成功した」ということで、重要なのは打率ではなく打席数です。改めて肝に銘じなくてはと思いました、Just Do Itです

人生経験豊富な著者によるキャリア論が展開されており、自分の年齢・ステージによって受け取る意味合いが変わりそうです、折に触れて読み返したい本だなと思いました!

いつでも転職できるを武器にする

こちらは普遍的に自己分析を深められる本です。

メッセージは「自分の強みではなく、自分の資質に着目せよ」です。

強みは相対的なものであり、上には上がいる。資質はキャラのようなものですでに自分の中で固まっているもの。強みを活かす仕事ではなく、資質に合った仕事を選択することが幸せに繋がる、といったことを説明しています。

資質となると、強みとは発見方法が異なります。
資質は自分のポジティブな面ではなく、自分のダークサイドの面に光を当てることでもオリジナルな個性を洗い出せるためです。

苦手なことやコンプレックスをかき出し、「いい意味で」という変換装置で考えてみる。
例えば、「自分はコミュ障だけど、”いい意味で”話す前にしっかり準備し、考え抜く慎重さがある」といった具合です。
「いい意味で」Botと化すだけで、自分の本質的なキャラを炙り出せます。

色々考えてるけど、自分の本当の資質って何なんだろう?磨くべきスキルは何なんだろう?という悩みの尽きない方は一読の価値ありです!

自己プロデュース力

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こちらの書籍は、天才漫才師である島田紳助が、吉本でお笑いを目指す若手芸人に向けて行った講義が書籍化されたものです。

面接は、自分という商品のプロデュースです。この人は魅力的だ/すごい!と思わせるポイントがあるかどうかが勝負です。

  • 「頭」で覚えるな、「心」で覚えろ。「心」の記憶は聞き手も映像を想像できる
  • どうしたら伝わるか?は、技術より感情。信じてもらうには必死さが必要
  • やっていた漫才は、一見、アドリブ風だけど、実は一切、アドリブがなかったんです。もう、どんなに細かい、ちっちゃな言葉までちゃんと決めてやっていました。本当に「てにをは」レベルまで

といったような、成功の秘訣を垣間見ることができます。

私自身、この本を読んだとき、自分の面接対策がいかに頭で覚えた答えの棒読みになっていたかに気づかされ、猛省した覚えがあります。「心で覚えて、心で訴えかける」、そのレベルには全く達していませんでした。

エンタメの世界を生き抜いた成功者の独自の理論は転職活動を超えて活かせるところが多く、非常に勉強になります!

まとめ

紹介したい本は尽きませんが、自分がキャリアを考える上で「これはよかったなー」と思う本を5冊抜粋してみました。

「まだ本格的に転職活動していないけど、漠然といまとは違うキャリアを歩みたいな」といったフェーズの方にとっても有益だと思います!

ぜひ気になる本があれば手に取ってみてください。

何らかの気づきがあり、自分だけの納得できるキャリアを歩むきっかけになれば嬉しいです。

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