-

転職エージェント・転職サイト おすすめ(コンサル)

コンサル転職を目指すうえで、転職エージェントの選定は非常に重要です。
コンサル業界拡大の第一波はすでに去っており、ファームの採用状況も部門レベルで流動的になっています。

そのような中で、

  • 目指すコンサルティングファームにアプライできるか?
  • 現状の自分は志望するファームのオファーレベルに達しているか?
  • 残念ながら達していないとすれば、どのような戦略を講じるべきか?
  • 各ファームの採用目標と充足度合いを踏まえて、アプライすべきタイミングはいつなのか?

問答無用でオファーを獲得していくような猛者を除き、
常に人材市場に接しているエージェントを使わずして、これらの問いに誤りなく答えることとても難しいと思います。

一方で、転職支援を行う人材市場も急速に拡大しており、これまでは確度の高い猛者だけが充実したサポートを得られる構造だったところ、私のような何のタレント要素を持たない人材であっても、十分なバックアップを受けられるような形となっています。

自分は、10-15社程度の転職エージェントにコンタクトし、めきめき転職力を伸ばすことで、希望するファームへの転職を叶えました。

足もと、コンサルへの転職活動を進める上でオススメの転職エージェント/転職サイトを紹介します!

目次

コンサル転職におけるエージェントの選び方

コンサル業界の専門性

コンサル業界に限らず、転職活動自体にかなり情報戦なところがあります。

業界に精通している担当者であれば、会社ごとの今期の具体的な採用目標と現時点での充足度合い、それを踏まえて受けるべきタイミングについてアドバイスしてくれます。

ここ数年はコンサル業界全体の成長トレンドから、いつ受けてもオファー獲得率30% up キャンペーン状態でしたが、足もとはファームによっても採用需要がまちまちのため、「去年受けてたら多分落ちてたけど、今年だったから受かった」といったことが起きます(きゃりおもその恩恵をあやかった勢です)

特に志望するファームがある場合、個別ファームの需要動向を捉えられているか?いくつかのエージェントに確認し、具体的なインプットが得られるか確認しておくとよいでしょう。

また、パートナークラスとのリレーションを持っているエージェントの場合、通常選考ではなくカジュアル面談からスタートできるケースがあります。そうなると、面接評価が当落線上にあっても、パートナーのお墨付きがあるため次のステップに進むということが起きます。

この傾向はコンサル特化型のエージェントで、かつ、長年エージェント業に邁進している方にみられる傾向です。
「すべてのファームのパートナーとコネクションがある」ということはないため、エージェントの使い分けが必要となってきます。

書類/面接対策の充実性

Resumeについては、客観的に分かりやすく、パッと見でデキそうだと思ってもらえるかどうかが重要です。
エージェントは数多くの候補者の書類を見ているため、そのような内容になっているか?クオリティチェックの観点で有効です。

エージェントとの初回タッチポイントで、

  • Resumeのテンプレートや、通過基準となるサンプルを提供してくれるか?
  • しっかり書類添削をサポートしてくれそうか?

といった観点も含めて、確認しておくといいと思います!
殆どのエージェントが快諾してくれると思いますが、少しでも難色を示された場合はその後のサポートも期待できないことが想定され、その時点でノックアウトです。

加えて、コンサルの場合、特に鬼門になるのがケース面接です。

実践のケース面接に近い状況を設定し、丁寧に指導してもらえるか?という点が極めて重要です。
特に戦略コンサル経験者がエージェントの中に在籍しているか?ケース面接の壁打ちをしてくれるか?といった点がポイントになります。

きゃりおは特筆すべき経歴も持ち合わせておらず、担当者もコンサル経験のある方ではなかったものの、「何としてもコンサルに行きたいです、ケース面接対策については手厚めにサポートお願いできないでしょうか?」と交渉することで、ケース対策については戦略コンサル経験者に対応してもらうことができました。

いまはエージェント頼みでなくとも、ケース対策コンテンツ自体が充実しているので、
それほど神経質になりすぎる必要はないかと思われますが、場数は多いに越したことはありません。

特に中途の場合は面接内容に関して客観的なFBを得られる機会が限られるため、オーソドックスなBehavior含め、
しっかりサポートしてもらえるかという観点は大切だと思います。

ケース対策コンテンツの充実性

8割はケース面接の出来で合否が決まるため、ケース対策コンテンツがどの程度充実しているかもポイントです。
エージェントによっては各ファームの過去問だったり、対策コンテンツを提供してくれたりします。

特に書籍で出回っている問題や当ブログを活用することである程度マテリアルはストックできると思いますが、オファー確度を最大限高めるためには不足感は否めないかと思います…

中には、過去問を40-50問共有してくれるエージェントや、PC部屋で無限にファーム別の過去問を閲覧させてくれるエージェントがいたりするため、そうしたものがあるか?も、特に戦略ファームを目指す方にとっては重要だと思います!

いくつかのエージェントを回ることで、「ケースのマテリアルが足りない…」といった悩みからは早々に解放されるため、エージェントとしてのサポートの充実度も確認しながら地道にかき集めていくことを推奨します。

担当者とのフィット感

自分と相性の合うエージェントを見つけることも意外と重要です。
上記の3つは、どのエージェント会社か?に依存しますが、担当者との相性は所属企業は関係なしです。

  • 候補者側の要望をじっくり聞いてくれるか?
  • クイックなコミュニケーションを取ってくれるか?
  • 多少転職活動が長引いても、最後まで親身になって、丁寧に対応してくれるか? 等

個人的には、これらを満たすエージェントがいれば、即その人を選んだ方がいいと思います。

ざっと5-6社のエージェントにはノックして、その中から相性のいいエージェントを1-2人選ぶのがオススメです。
やや手間はかかりますが、転職活動と並行しながら、息抜き的にエージェントと会話しながら担当者の対応を確認しつつ、フィット感のある人を選ぶとその後の慌ただしい選考もスムーズに進められると思います。

転職エージェント おすすめ

コンコードエグゼクティブグループ


コンコードが素晴らしいのは、徹底して応募者に寄り添う姿勢です。
私も、転職活動スタート当初は、「きゃりおさんの経歴で戦略に行ける可能性はゼロに近く、とりあえず入れるファームに入って地力を付けることにフォーカスした方がいい」というポジショントークをされまくり、絶望してました。

そんな時に見つけたのがコンコード。

担当者から「諦める必要は全くありませんよ。そこに向かう道は無数に存在しますので、これから一緒に頑張っていきましょう!」と言っていただき、その一言で救われた日のことは忘れられません。

何より素晴らしいところは経営哲学で、「長期的で誠実なお付き合いを大切にする」ということを掲げており、
短期的な業績に捉われず、誠実に、候補者の意向に合った支援をしてくれる
のが特徴です。

また、もう一つの強みは、オファーを勝ち取るためのケース対策コンテンツの充実度合いです。
戦略ファーム志望者のケース面接のログをデータベース化しており、コンコードオフィスでその内容を無限に閲覧することが可能です。
コスパよく転職を成功させる必要のあったきゃりおは、一時こちらに通い倒し、修行僧のごとくケース問題を解き続けることでケース対応力を飛躍的に高めることに成功しました。

特に2-3次面接のケース回答は、戦略ファームの選考を進めている優秀な応募者の回答が蓄積されており、非常に勉強になります。

最後に、私がコンコードの対応に感動した日の夜にポチった書籍を紹介しておきます。
コンコード創業社長の書籍で、「ビジネスエリートのキャリア戦略」という本の改訂版です。


「ハブ・キャリア」というコンセプトを提唱しており、取るべきキャリア戦略の考え方として非常に面白く、参考になると思います!

MyVision

近年急速にコンサル業界への転職支援実績を上げている、新興系のエージェントです。
老舗のエージェントが保有していないようなブティックファーム含め、日本国内におけるほぼ全てのファームとのパイプラインがあるのが特徴です。

MBBをはじめとする戦略ファーム出身者、デロイトやアクセンチュア等の総合ファーム出身者、クニエやベイカレント等の日系ファーム出身者が在籍しており、コンコードに負けないタレント揃いです。どのファームを志望するにしても、内情理解の伴った支援を受けられます。

また、選考対策の充実度合いもウリの一つです。
独自の「面接対策資料」・「想定頻出問答集」、元コンサルタントを仮想面接官とした模擬面接をサービスとして提供していますので、もらえるものはしっかりもらいましょう!

特に一人ひとりの候補者に向き合った模擬面接は工数がかかるため、他社だと手薄になりがちなところですが、
質疑応答のラリーの練習として、元コンサルタントと本番レベルの演習を何度も実施できるのは、 MyVisionならではだと思います。

ここで演習量を増やしていき、選考突破力を底上げしていくのが良いと思います。

アクシスコンサルティング

創業20年以上の歴史があり、コンサル転職市場における最大規模の老舗エージェントです。

近年は、コンサル転職のみならず、ポストコンサル、CxOポジション、PE/VCへの転職などにも支援領域を拡大しています。これはアクシスコンサルティングが過去に支援したコンサル転職者がその後CxOやPE/VCにキャリアチェンジを図る際、同社が引き続き支援を行うことでサービス領域が自然と拡大してきた、という背景があるようです。

また、長年のエージェント事業の経験から、過去の転職支援者がファームのパートナークラスになってきており、そことの豊富なコネクションがあるという老舗の強みです。

そのため、オーラルのコミュニケーション含めて非常に優秀な印象を持ってもらえると、通常選考ではなく、カジュアル面談の持ち込みを打診してくれることがあります。その状況になると、選考は構造的に非常に有利な形となるため、オファー獲得率も飛躍的に上げることができます。

また、カジュアル面談は難しい場合であっても、正式な書類選考を前にファームのどの部門であれば合格確度が高そうか?パートナーの意見を仰げます(きゃりおは、この情報をもとにどの企業/部門に応募するか?を決めることができました)

これは上記のパートナー層と定期的に情報交換をしており、その場で事前に応募者情報を踏まえたオファー確度についてコメントをもらうことで実現します。

そうした情報交換の場もあって、コンサル/事業会社の新組織立上げ等のポジションをいち早く得られるのもアクシスコンサルティングの特徴だったりします。

リメディ

リメディの特徴はなんといっても、特に高給を狙えるハイクラス求人にフォーカスしている点ですね。
一通りのコンサルティングファームに加えて、新興系のブティックファームの求人を多数保有していることが特徴です。

ここ数年で、中には外資戦略ファームの2倍程度の報酬体系となっているBDDファーム等の採用窓口にもなっていたりします。年収水準をさらに引き上げるべく、戦略ファームの若手中心に転職事例が増えてますね。

他社の差別化施策?として、Bain,BCG出身者によるケース面接対策も打ってもらえるとのことで、こちらも使い倒しながら進めていくのが理想です。戦略コンサル出身者によるケース対策のコンテンツは同社HPのメディアにも掲載されているため、そちらをざっと見ておくだけでも勉強になるかと思います。

フェルミ推定対策資料やMBB内定者の選考体験記ももらえるため、それも入手しながら上記のケース対策とセットで進めていけると伸びていくと思います!

転職サイト おすすめ

ビズリーチ

王道中の王道ですが、脳死で登録すべきビズリーチです!
既に活用されている方も多いと思いますが、意外にもプロフィール等の経歴詳細を書ききっている人は全体の2割にも満たないのが実情らしいです。

それだと、(当初の私がそうだったのですが)、怪しいエージェント会社やベンチャー企業しかダイレクトスカウトが届かず、悲しい思いをすることになると思います笑

ただ、転職活動と並行させながら、職務経歴書も練り上げていったところ、
BIG4各社や三菱商事・丸紅・東京海上といった名だたる大手JTCからスカウトをもらうことができました
(私はもらうことができなかったのですが、MBBをはじめとする戦略ファームからもスカウトが届くようです)

各社いずれもカジュアル面談の勧誘が中心であったため、早期/優遇選考の位置づけだったかと思います。

企業から逆オファーを得られる転職サイトとしてはビズリーチが最大手なので、自分の市場価値を図る意味でも登録しておいて損はないですね。

加えて、前のめりなエージェントからスカウトが届くのもメリットです。
こちらからコンタクトするより、自身の経歴に興味を持ってコンタクトしてくれた担当者の方が丁寧にフォローしてくれる可能性が高いため、情報収集の一貫でも話をしてみるのは有益だと思います

市場価値の検証/優秀なエージェント探索の観点から、ビズリーチは全社会人が活用すべきプラットフォームだと思います!

ONE CAREER PLUS

企業別に、ユーザーから投稿された選考体験談が多数掲載されており
実際の選考フローや面接での質問内容、適性検査の種類など、具体的な情報を得ることが可能です。

このあたりは、新卒であれば容易にアクセスできた情報ですが、中途採用ではクローズドなことも多いところですよね。無料で、クイックに最新情報をキャッチすることができます。

志望企業の面接を受ける前に、特徴的な質問事項がないか?担当面接官はどういった人か?などを洗い出しておくと、リスクを抑えらながら選考を進めることができます。志望度の高い企業の面接前にはざっとチェックしておくのがオススメです!

出身企業(From)/転職先(To)の情報も掲載されているため、転職難易度や転職後のキャリアパスもイメージすることができます。

まとめ

本記事では、コンサル転職を成功させるためのオススメ転職エージェント/転職サイトを解説しました!
ぜひこちらの記事を読んでくださった皆さんが素敵なエージェントに巡り合い、素晴らしい転職活動を進められることを願います。

転職エージェント/サイト特徴
コンコードエグゼクティブグループ応募者に寄り添う姿勢あり、ケース面接対策コンテンツが充実
MyVisionブティックファームを含む幅広いカバレッジ、面接対策に強み
【アクシスコンサルティング】20年以上の歴史ある老舗、ファーム上層部との強いコネクション
リメディハイクラスに特化し、希少求人やケース面接等の選考対策が充実
ビズリーチ企業を含むダイレクトスカウトを得られるプラットフォーム
ONE CAREER PLUS企業別の選考体験談を掲載、情報収集に有益なプラットフォーム
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次