本記事は、三井物産2次面接レポートです!
2次面接も1次面接同様、マイページから予約する形でした。
エージェントを使ってましたが、直応募同様、自分でマイページにアクセスして対応することになります。
2次面接の予約スロットは10程度残ってました。
1次面接が20スロットほどあったので、通過率は50%程度といったところでしょうか。
形式は、引き続き物産オフィスでのF2Fです。
他の部門も同日選考を行っているようで候補者も多く残っていたので、まだまだ気を抜けないなーと緊張しながら控室に向かっていきました。
2次面接は部長クラスの方です。
事前に面接官の志向は社員ヒアリングでキャッチしており、細かいトークに入りすぎることは注意すべしとの助言をもらってました。
場の雰囲気を見ながら端的に回答することを心掛けながら、その時を待ちます!
三井物産│2次面接内容

コン、コン、コン、失礼します!



どうぞお入りください!



きゃりおと申します、本日はよろしくお願いいたします!



こちらこそよろしくお願いします、どうぞお掛けくださいお入りください



本日は2名で面接を進めさせていただきます。
早速ですが、簡単に自己紹介をお願いできますか?
2名の所属/役職は明かされませんでしたが、1人は部長で、部長中心に質疑応答が進んでいく形でした



承知しました。XX会社に入社後、主にXXの業務に従事しています。
(いつも通りの簡単な自己紹介)



きゃりおさんご自身の強みは何だと思いますか?



強みは企画力と実行力です。
これまで、解くべき課題を見極めて、それを解決する事業を作り上げてきました。推進する中で逆境も多くありましたが最後までやり抜くことを大切にしてきました。
そうした強みを発揮しながら、御社にも貢献できればと思っております



ありがとうございます。
きゃりおさんは、えー、いまAA歳でいらっしゃいますね。そうすると同じくAA歳の物産マンと肩を並べて働くことになるわけです。
AA歳の物産マンより秀でていると思いますでしょうか?



御社は非常に優秀な社員の方が沢山おられるかと思いますので難しいところですが…
先ほどお話させて頂いたゼロから新しいコンセプトを掲げ、それを事業として形にした、という点で企画力については負けていないかと思っております



なるほど。そうすると嫌な見方かもしれませんが、実行力については負けている可能性がある、と言えますか?



総合商社のように大きなスケールで、幅広いステイクホルダーを巻き込みながら力強く事業を推進していく、といった経験はないため、もしかすると負けているところもあるかもしれません。
そうした部分今後のチャレンジの中でより一層磨き上げていければと思っています!
ユニークなアングルの質問だなと思いました。
特に商社の場合は現年収水準に問わずに経験年数でタイトル・処遇が決定される側面があり、「それに見合った強みを君は持っているのかね?」という問いなのだろうと感じました。
実際には全ての面で劣っている可能性はありますが、そこは気にせずバランスを取りながら打ち返します!



わかりました。仕事の中で大切にしていることは何でしょうか?



はい、いくつかありますが、一つは常に期待を超え続けることは大切にしています。
上司や顧客の期待を上回るだけではなく、自分自身の期待も超えているか?は常に自分に問いかけながら仕事するようにしています



それができていれば素晴らしいですね、実際はどうですか?



100%完璧にできているとは言えないかもしれませんが、意識して行動し続けることで結果に繋げられていると私としては思っています



わかりました。ちなみに、本部内にもいくつか部署/室がありますが、どの部署が希望でしょうか?



はい、強い拘りはないですが、強いて言えばXX部/XX室です。というのも、XX室では現在XXの領域に投資し、今後拡大を目指されていると伺っております。
私自身も、XXの経験があり、これまで経験してきたことを活かしながらより大きなチャレンジができると思ってるためです



なるほど、これまでの経験から具体的にどんなスキルが活かせると思いますでしょうか?



はい、具体的にXXの課題に対して、XXを構築する動きがあると伺っております。
私は現職で新規事業開発を担っておりますが、事業化に向けて満たすべき機能とオペレーションへの落とし込みをリードしており、そうした経験は短期的に活かせる部分だと思っています。
加えて、現職ではXX業界をメインに担当しておりますので、業界知見も活かせると考えております



もう少し教えて欲しいのですが。業界知見とのことですが、業界トレンドをどのように見られてますでしょうか?



はい、これまでは硬直的なビジネスモデルでしたが、よりエンドのConsumer向けのサービスビジネスが事業として拡大していくと思っています。
海外に目を向けると、すでにそのトレンドは顕在化しており、国内事業もそれを追従する形になるのではと思っています



海外と日本では市場環境が違うと思うのですが、その差分はどう捉えてますか?



おっしゃる通り、一口に海外と言っても欧州、アメリカ、中国でも動きは異なります。ただ日本では今後欧州的な動きが来ると思っており、XXX(トレンドに関する意見を表明)
この後2回ほど今後の業界動向をどう見ているか?のラリーが続きます
矢継ぎ早に抽象度高めの質問が飛んできて、質問のギアが変わった感覚がありました。
一文質問で回答の方向性を考える間もなく「やべえ・・・」となりましたが、コンサル転職対策の成果を活かして何とか対応します。
Behaviorメインの商社ですが、所属企業や応募部門の業界課題/今後の展望などは軽く準備しておくのが良いと思います!



わかりました。ありがとうございます。
では最後に何か質問があればお受けしたいと思いますが、いかがでしょうか?



ありがとうございます。先ほどいただいたご質問に関連するところですが、AA歳の物産マンとして期待されるレベルとしてはどのようなものでしょうか?もしイメージがあれば教えて頂ければと思います
その場で気になったことを素直に聞いてみました。
心持ちとしては、できるだけ当日の面接官とのやり取りを踏まえた質問をしたいと考えており、事前に用意していた質問は本当に何も質問が思い浮かばない時のみに繰り出す、というスタンスで臨んでいました



おっしゃられたような部分はいずれも大切だと思いました。ただ事業なので思い通りに行かないことも多いです。
すべてを自分一人で何とかしようと思わないマインドセットというか、周囲の意見も柔軟に受け入れながら進める竹のようなしなやかさでしょうかね。
独善的にならず、チームワークを重視して機敏動けるかどうかは特に期待したいところだと思っています



ありがとうございます。おっしゃる通りだと思います。
私自身もこれまでの経験の中で、チームで協力しながら目標達成することを大切にしてきました。引き続きその意識を持ちながら、御社でも新しい挑戦をしていきたいと思っています!



ありがとうございます、ぜひそうしてください笑。
では本日の面接はこれで終了としたいと思います。ありがとうございました。
30分弱で終了です。
矢継ぎ早に質問が飛んできますが、そこに飲まれず自分のペースを維持しながら回答することを意識しました。
質問内容は独特なアングルのものも多く、以下のような観点は準備しておくといいかなと思いました!
- 強みは何か?また、その強みは同年代の物産マンより秀でているものか?
- 仕事の中で大切にしていることは何か?また、振り返ると実際はどうか?
- 本部内での希望部署はどこか?そこで、これまでの経験からどのようなスキルを活かせるか?
- XX業界(応募部門)の今後の展望について、どのように見ているか?
三井物産│2次面接結果
数日後、エージェントから連絡がありました。



きゃりおさん、おめでとうございます!二次面接の結果、次のステップにお進みいただきたいとの連絡がありました。
最終面接の前に、「三井物産について理解を深めていただくための時間」として、30分のカジュアルチャットの打診が来ております!
お受けする形でよろしいでしょうか?
想定していない形での連絡でした。
面接評価が他の候補者より突出して良い実感はなかったため、最終面接に上げるに足る人物なのか?また、本当に入社する意向があるのか?等を見極める目的だったのかな、と思います。
返答はもちろんYesです!、と言いたいところでしたが…
実はここで志望するコンサルファームからオファーが出たため、辞退することにしました。
仮にオファーを得られた場合の条件がどの程度なのか等、下心的に気になることはありました。
が、当初の目標はコンサル転職であり、また、他の候補者の内定チャンスを潰してしまいかねないということで潔く退くことにしました。
ただ選考を通じて、社員ヒアリングを通じて見えてきた内部事情だったり、役職者が中途社員だったり、他商社よりフラットなカルチャーを感じることができ、非常に志望度が上がっていった先でもありました!
足もとは資源バブルに加えて為替の後押しもあって待遇も絶好調ということで、人気もさらに拍車がかかっていると思います。
競争はあるとは思いますが、チャレンジされる方はぜひ当記事を参考にしていただけると嬉しいです。
以上、三井物産 2次面接体験記でした!