-

Strategy&│3次面接体験記(中途採用/ケース面接)

本記事は、Strategy&の3次面接レポートです!

目次

Strategy&│3次面接内容

面接官

Strategy& パートナーのXXと申します。
本日はよろしくお願いします。

きゃりお

よろしくお願いいたします!

面接官

これまで2回面接を受けていただいてるかと思いますが、弊社の印象の方はいかがでしょうか?

きゃりお

ありがとうございます。ケース面接が中心でしたが、XX様とXX様いずれも非常に物腰柔らかくディスカッションしていただけたのが印象的でした(本当は一人は大変だった)

選考を通して、一緒に働く人がどんな方か?ということも大切にしたいと思っており、その観点でも益々御社への志望度は上がっております!

面接官

ありがとうございます(真顔)

まずはきゃりおさんのご経歴の部分を中心にお伺いできればと思うのですが、えー、前職はXX会社なのですね。どういった理由でご入社されたのですか?

きゃりお

(前職の志望動機を説明)

面接官

その目的は満たされましたか?

きゃりお

はい、満たされました。

一方で、現在は当初の目的であった経験も一定積み上げることができ、、今後はより顧客の経営に近い領域で新たな挑戦をしていきたいとの考えから、本日面接に臨ませていただいております!

面接官

わかりました。転職活動をやろうと思ったきっかけは何かあったのでしょうか?

きゃりお

はい、現職でコンサルタントの方と一緒に働いたことがきっかけです。

もともと興味はあったのですが、実際にコンサルタントの方の素早い作業と鋭い提言に触れる中で、自分もコンサルタントとして挑戦してみたいという気持ちが芽生えたのが転職活動のきっかけとなります。

面接官

なるほど。コンサルタントとして、どうありたいと思いますか?
今後どうなっていきたいですか?


これまでの経験やスキルのチェックではなく、自分の志向性・考え方についての深掘りが続く

きゃりお

はい、常に目標を設定して、その実現に向けて100%コミットし続けることは大切にしたいと思っています。

それを愚直に継続できていれば自分としては満足できると考えており、その積み上げを大切にしていきたいと思っております

面接官

わかりました、ありがとうございます(Resumeに目を通している様子)

弊社にもきゃりおさんの会社ご出身の方がいますが、XX業界の課題ってどういうところにあると見られてますか?

きゃりお

はい、業界全体としてビジネスモデルは硬直的で、主要プレイヤーはこれまでとは異なるサービス型の事業へのシフトを試みてますが、なかなか進んでいないところであります。

今ない新たなケイパビリティが必要となるところで、他社とのアライアンスも含めてどう推進していくかが重要になりますが、カルチャーの異なる会社同士の協業ということで現時点で成功事例は少なく、そこをどう突破するか、が課題だと思っています

その後、業界トレンドについて追加していくつか追加質問を受ける

面接官

弊社に入社したとして、どんなことをやりたいですか?
業界やプロジェクトテーマの希望はありますでしょうか?

きゃりお

業界については強い希望はなく、むしろ幅広に多様な業界のクライアントのプロジェクトに入り、まずはコンサルタントとして具体的なバリューを出すことに徹底して拘りたいと思います。

ただ、プロジェクトテーマとしては、現職ではオペレーション周りの課題解決が中心でしたので、今後はもう少しクライアント企業が中長期で目指すべき戦略を提言するような案件が希望です

面接官

わかりました。そうした案件は多いので、チャンスは十分にあるかと思いますよ

面接官

では、ここからは、ケースをやっていきましょう。

大谷翔平がメジャーリーグに移籍して、今後ますます活躍が期待されるところだと思います。お題は、大谷翔平がホームラン一本を打つことで、どの程度の経済効果が生まれるか?です。これを3分で解いてもらえればと思います

聞いた瞬間、これは難しそうだと感じる。即座に質問を繰り出していく

きゃりお

承知しました、経済効果について、日本国内の前提で考えてよろしいでしょうか?

面接官

はい、大丈夫です

きゃりお

ありがとうございます。ホームランが生まれることによる即時的な影響を想定すればよいでしょうか?

面接官

時間軸の話でしょうか?その点も含めて前提設定して進めて頂ければと思います

きゃりお

承知いたしました、では考えてみます

ー 3分経過 -

きゃりお

検討結果についてご説明します。結論としては、1.6億円と推定しました。

ホームランを打つことで主にはスポーツ関連の収入が拡大することになると思いますが、大きく4つくらいあるかと思っております
①チケット収入:試合の入場料から得られる収入
②グッズ収入:ユニフォームやタオル等のグッズ販売による収入
③放映権料:テレビ局やネット配信企業から得られる放映権料
④広告収入:広告スポンサーから得られる収入

このうち、①チケット収入は球場キャパシティの制約から天井があり、③放映権料・④広告収入は一選手のパフォーマンスで大きく左右される性質のものではないと思いました。

そのため、大谷翔平がホームランを打つことで、②グッズ収入がどの程度伸びるか?にフォーカスして、試算しました。

計算式と値はこのような形となります(以下説明)

スコープの切り方や数値の置きなど、諸々粗削りであることはわかっていたが、経済効果の全体像とその中でインパクトが大きいドライバーを特定し、クイックに規模感をはじき出すことを重視した

面接官

ありがとうございます。私も実際の規模感を分かっているわけではないのですが、1.6億円の妥当性についてはどう思いますか?

きゃりお

そうですね・・・ホームラン1本あたりで見ると大きく桁を外していることはないのかなと思いました。

ただ、どのタイミングでのホームラン”1本”なのかによって経済効果の変動はあるかもしれません

面接官

どういう意味でしょうか?

きゃりお

例えば、シーズンのホームラン2-3本目に打つ1本と、20本目に打つ1本では、メディアの取り上げ方も変わると思い、後者の方が世間的な注目度も上がってきて、経済効果としても大きくなると思います。

そのため、どの段階での1本なのか、については前提の設定が必要だったと思います。

面接官

なるほど…それは、どのパラメータの変動要因になりますか?

きゃりお

そうですね…(少し考える)

メディアの取り上げやSNSでの拡散効果もあると思いますので、すべてでしょうか。野球視聴率~グッズ平均単価のすべてのパラメータの変動要素になるかと思いました

面接官

わかりました。ではケースはここまでにしましょう。

最後に、きゃりおさんに何でも一問だけ質問する権利を差し上げたいと思います。一問に絞って、質問していただけますか?

危険な匂いのする投げかけです。
「自由な質問ではなく、選ばれし一問を提示してほしい。なんらか考えた質問をください」というメッセージを感じ取ります

きゃりお

ありがとうございます。一問ということなので悩ましいですが…(ワンクッションおく)

コンサルティング業界全体として戦略/総合の垣根がなくなってきており、これまでの各社の立ち位置/カラーの違いが薄くなっているという見方もできると思っています。

そのような中でStrategy&としては今後どのような戦略で差別化を図ろうとしているのでしょうか?

面接官

足もと、非常に先を見通しにくい時代になっていると思っています。クライアントの期待も個別の戦略策定だけでなく、その先の変革支援までに及ぶところが増えていると感じています。

そうした中で、ブーズアンドカンパニーの戦略ケイパビリティと、PwCの総合ファームのプレゼンスを併せ持っているというのは他のファームとの違いだと思っています。

これまではまだまだ部門閉鎖的なところもあったのですが、今後はより領域横断の連携を増やし、変革まで実現することにコミットしていく形になっていくと思いますし、そうならないといけないと思っています

きゃりお

ご説明ありがとうございます、理解しました

面接官

それでは、本日の面接は以上としたいと思います。ありがとうございました

自分の志向を問う質問と、フェルミ推定の大きく2つの構成でした。

フェルミ推定は瞬間的に難しそうだと思ったが、スコープを切りながらうまく着地できた印象があり、ギリ通ったかな、と感じました

Strategy&│3次面接結果

数日後、エージェントを通じて連絡が来ました。

先日は面接ご対応いただき、ありがとうございました。
選考の結果、きゃりおさんにはぜひ次のステップにお進みいただきたいと思います。

エージェント

通過おめでとうございます、やりましたね!
次もパートナーのようですよ。

きゃりお

ありがとうございます!

なんですが・・・またパートナー面接ということは、自分が微妙ラインだったのでダブルチェックになったということでしょうか?

エージェント

いえ、そんなことはないです。
多くの方がパートナー面接は2回実施されるようです。
チャンスはあると思います、ぜひ頑張ってください!

Strategy&はパートナー面接が2回設定される模様です!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次